俺的糞小説その120『ヘンゼルとグレーテル』

このグリム童話、糞である。

この童話、貧しい家で育ったヘンゼルとグレーテルという2人の兄妹がある日食べ物がなくなったということで
ママ母の提案で森に連れて行かれ置き去りにされ、目印としてパンくずを地面に置いていたがそれも動物などに
食べられて帰れなくなり森を彷徨っている内にお菓子でできた謎の家を発見するというストーリーなのだが、
その家には老婆が住んでおりごちそうを出してくれるが実はこいつは子供を食べる悪い魔女といきなりネタバレ
する始末で、その老婆もなぜかヘンゼルだけ食べたいというよく分からない嗜好でヘンゼルにだけ良い食べ物を
出して太らせようとしグレーテルをパンのかまどに入れて焼き殺そうとするが逆にグレーテルに押されて
かまどに入れられて焼き殺されあっさり死ぬのは馬鹿っぽく、その後は二人で魔女の宝を見つけるが今まで
帰れなかったくせになぜか自力で家に帰るという謎展開で、すでにママ母は餓死なせいか死んでおり父親と
3人で仲良く暮らして終わるという一応ハッピーエンドで終わるが父親もママ母と一緒に子供を見捨てたわけで
それで一緒に暮らすというのは何ともいまいち納得のいかないものがある。
これならせめて父親だけ子供が心配で森に入りお菓子の家を見つけて子供が殺されそうになるところを助ける
構成にした方が良く、魔女を倒すにしてももう少し駆け引きが欲しいところだろう。

というわけで、色々と糞な今作。
今作はディズニーアニメではミッキーの話の一つとして登場するぐらいで単体映画にはなっていないという
ことで、話を膨らませてアレンジして欲しいものである。
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