俺的糞小説その109『戦争と平和&我が闘争』

トルストイ、ヒトラーが書いたこの小説、糞である。

戦争と平和
この小説、ナポレオン戦争時代のロシアを描いた歴史小説で、ロシアの貴族同士の対立や恋愛やフリーメーソン
という結社などが描かれるのだが、無駄に長くテンポが悪いのは退屈で、フランス軍がロシアに侵攻するが
物資が届かず撤退し主人公はナポレオンを暗殺しようとするが失敗し、捕まるが途中で仲間に救われ最後は
主人公が妻を亡くし別の女と結ばれて終わるなど、無駄に長い割には内容が薄く盛り上がりがないのは
面白味がない。

我が闘争
また、ヒトラーが書いた我が闘争は自身の生い立ちや政治思想などが書かれた自伝的小説で、両親を早くに
亡くし画家を目指すが入試に失敗し戦争が始まるが敗戦し、段々と政治を支配しているユダヤ人を憎むようになり
ドイツ労働者党に入党して支持を集め党首になりユダヤ人の排除や東方への領土拡大が必要、というような
ことが書かれているのだが、その後クーデターに失敗し逮捕され獄中でこの本を書いたというだけにその後の
首相になった後の肝心な部分が書かれていないのは中途半端で、そもそもドイツが貧しくなったのは第一次
世界大戦に負けたからでありユダヤ人でも貧乏な家庭は多いわけでそれでユダヤ人を排除すれば良くなると
思い込んでいるのだから馬鹿すぎると言えるだろう。

というわけで、共にいまいちな今作。
日本でも韓国人や中国人を憎むネトウヨのようなヤバイ奴がいるが、日本を衰退させている諸悪の根源である
自民党を倒そうとせずむしろ支持している馬鹿が多いのだからいい加減にして欲しいものである。
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