俺的糞小説その86『火曜クラブ&アスタルテの祠&金塊事件&舗道の血痕』

アガサ・クリスティーが書いたこの短編小説、糞である。※ネタバレ全開

火曜クラブ
この小説、作家や牧師や弁護士などが集まるクラブでそれぞれが一人ずつ知っている事件を語りその答えを
みんなで考えるというストーリーで、色々な意見が出た中で最後はミス・マープルという老婦人が真相を暴く
のだが、夕食を食べた3人の内1人が毒で死に犯人は夫で妻を殺すためにやったのではないか?という話が
語られるが結局そのままで捻りがなく毒はメイドを使って砂糖に入れただけというしょぼい内容で1人は
ダイエットなため食べずもう1人はなぜか砂糖を取り除いて食べたから死ななかった、と言って終わるだけで
何の面白味もないなど、何とも酷すぎる糞小説に仕上がっている。

アスタルテの祠
金塊事件
舗道の血痕
また、アスタルテの祠は月の女神が祀られた祠で男が殺害されるが凶器が見つからず、結局最初に駆け寄った
男が刺したというのが真相で刺す前に倒れたのは木の根っこにつまずいたかららしいがそれで刺されるまで
動かなくなったというのは完全に意味不明で、金塊事件は金塊を輸送していた船が難破し後で引き上げたら
金塊がなくなっていたという事件が発生し、金塊を運ぶトラックのタイヤの跡が証拠になり男が捕まるが
金塊が見つからず、結局別の男が犯人でトラックのタイヤを入れ替えて運んで罪をなすりつけようとしていた
というしょぼい内容で殺人事件ですらなく、舗道の血痕は避暑地でスケッチをしていたら舗道に血痕があるのを
見つけ、近くにいた謎の夫婦がいなくなった後に近づいて見たら血痕がなくなっていたというストーリー
なのだが、結局その謎の夫婦が保険金殺人の犯人でターゲットを殺した時に付いた血が垂れていたらしいが
赤い服だったから犯人は血に気づかなかったという無理矢理な説明な上にその後なぜ血痕が消えたのか説明が
なく終わるなど、どれも糞すぎて全く面白味がない。
事件自体がしょぼすぎるが、このツッコミどころ満載の内容は何とかすべきだろう。

というわけで、いずれも糞な今作。
ミス・マープルという探偵役からして魅力がないが、もう少し納得感のある面白いものにして欲しいものである。
inserted by FC2 system