俺的糞小説その83『赤ずきんちゃん&ラプンツェル』

グリムが描いたこの童話、糞である。

赤ずきんちゃん
この童話、赤い頭巾を被った少女が母親に頼まれておばあさんの家までお菓子とぶどう酒を届けるという
ストーリーなのだが、行く途中に謎のしゃべる狼が現れどこに行くのかを聞かれ教えてしまうが心の中では
赤ずきんをうまそうと思いながらもなぜかその場では食べず赤ずきんに花摘みを提案しながら自分は先に
おばあさんの家に行くという謎行動で、その後に赤ずきんがおばあさんの家に辿り着くとなぜか狼がおばあさんに
なりすましていたというこれまた謎行動でしかもどう見ても顔が違うはずだが赤ずきんは気づかず、なぜ口が
大きいのかを聞かれてお前を食べるためと言ってようやく丸ごと赤ずきんを飲み込むが寝ていたところを偶然
通りかかった狩人に見つかりなぜか殺さず、ハサミで腹を切ったらおばあさんと赤ずきんが無事出て来て
最後は腹に石を詰め込んでその重みで動けなくなって終わるがそもそもそんな危険なおつかいを子供にやら
せるなよ、何で狼が人間を丸呑みするんだよ、すぐ襲えばいいんだからなりすます必要ないだろ、ハサミで
腹を切ったら途中で起きるだろ、狩人ならすぐ狼を銃殺しろよ、と色々とつっこみたくなるいまいちな糞童話に
仕上がっている。

ラプンツェル
また、ラプンツェルは魔法使いが庭で育てているラプンツェルというレタスのような野菜を近隣の住人が食べ
たくなり忍び込んで盗んで食べていたらある日魔法使いのばあさんに見つかり、許してやるから変わりに子供が
生まれたらよこせと言われその通りにし、魔法使いの元でラプンツェルと名付けられ少女が育つことになるが
なぜか12歳になった時に塔に閉じ込められるのは謎で、しかもそこから長い髪を下に垂らしてそれをばあさんが
よじ登るという謎の行為を毎日行うのは意味不明で更に数年後にとある王子が通りかかりそれを見つけて自分も
真似をして髪が垂れたところをよじ登り少女に会いに行ったらいきなり妻にならないかとプロポーズをするという
急展開で、ラプンツェルも承諾するがラプンツェルが下りられないということで毎晩紐を持ってくることになるが
ある日ばあさんに見つかりラプンツェルの髪が切られ野原に追いやられるがどうやって塔の外に出したのか謎で、
その後切り取った髪を窓に結び付けていたら王子がまた来たのでもうラプンツェルはいないと言ったらなぜか
王子が飛び降り自殺をするというよく分からないメンタルでしかも死なず目だけバラのトゲで傷つけ失明し、
その状態で彷徨っていたらラプンツェルに出会いしかもなぜかラプンツェルは双子の子供を産んでおり王子に
抱き着いて泣いたら王子の失明が治るというご都合主義で最後は子供と一緒に国に帰り幸せに暮らしたらしいが
そもそも魔女が何をしたかったのか分からないのは納得が行かず面白味がない。
少女をハシゴ代わりにしたかったのか知らないが、別に髪である必要がなくそもそも魔法使いと言いながら
魔法が使われていないのは何とかすべきだろう。

というわけで、共に糞な今作。
ラプンツェルはその後ディズニーアニメになりラプンツェルは王女で不思議な能力がありそれを魔女が独占する
ためにさらったというアレンジストーリーになったのは良いが、王子が泥棒になっているのは謎である。
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