俺的糞小説その78『オズの魔法使い』

ライマン・フランク・ボームが書いたこの小説、糞である。

この小説、カンザスに住んでいた少女ドロシーとペットの子犬が竜巻で家ごと飛ばされ気づいたら知らない
国に着いていたというファンタジーストーリーで、悪い東の国の魔女が丁度家の下敷きになったことでそこの
住人から感謝されエメラルドの街に住むオズという大魔法使いに会えば元の世界に戻れるということでそこを
目指すのだが、途中で脳みそが欲しいかかし、心臓が欲しいブリキの木こり、勇気が欲しいライオンが仲間に
なり獣から逃げたりケシの花で死にかけたりするが特に面白いエピソードがなく、エメラルドの街に着き
オズに一人ずつ会うがキャラによってでかい顔だったり婦人だったり化け物だったりと姿が違うのは謎で、
西の国の魔女を倒したら願いを叶えるということでみんなで倒しに行くが水をかけたら溶けてあっさり死ぬ
という呆気なさでその国でもらった黄金の帽子で羽の生えた猿を呼び出しオズの元に戻るが実はオズは魔法も
使えないおっさんだったというつまらないオチだったり、でかい顔や化け物は全部作り物で手動で口などを
動かし婦人は女装をしてお面を付けていたという無理のある内容で脳みそや心臓などは作り物を与えて誤魔化し
カンザスへは気球に乗って帰ることになるがドロシーが乗り遅れてオズだけが故郷に帰る始末で、最後は
南の国の良い魔女に助けを求めに行ったら最初に死んだ東の国の魔女が持っていた銀の靴を使えばどこへでも
行けると言われてそれで帰って終わるなど、結局オズの存在はあまり意味がなく黄金の帽子や銀の靴などの
アイテムはあるが魔法そのものが登場しないのは面白味がない。
やはり魔法世界なら魔法を使ったバトルが欲しいところであり、仲間と一緒に協力して魔女を倒すなど、
もう少し盛り上がりというものが欲しいところだろう。

というわけで、色々と糞な今作。
今作は実写で映画化もされているが、実写よりCGアニメなどで面白くアレンジして欲しいものである。
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