俺的糞小説その74『ブレーメンの音楽隊&かえるの王さま』

グリム兄弟が書いたこの童話、糞である。

ブレーメンの音楽隊
この童話、ロバが音楽隊に入るためにブレーメンを目指すというストーリーで、同じような境遇の犬や猫や
ニワトリと出会い仲間にし、とある泥棒の家を見つけてそこにあったごちそうを狙うために驚かそうという
ことになりロバ、犬、猫、鶏の順に上に乗って一斉に叫びながら乗り込んだら泥棒がびっくりして逃げ、
ごちそうを手に入れた後そこを寝床にしていたらまた泥棒が戻って来て今度は猫に引っかかれ犬に噛みつかれ
ロバに蹴られ鶏にどなられてまた逃げ出すのだが、最後はその4匹はその家が気に入りずっとそこで暮らして
終わるというブレーメンの音楽隊はどうなった?状態で終わるなど、何ともいい加減な糞童話に仕上がっている。

かえるの王さま
また、かえるの王さまはとある姫が森で遊んでいたらまりを泉に落とし泣いてしまい そこへ謎のカエルが
現れまりを見つけてくるので友達になって下さいと言ったのでOKをするとまりを取って戻ってくるが友達に
ならずにまりだけ取って帰るという約束違反をし、次の日にカエルが城までやって来たのでしょうがなく食事を
出したり寝室に寝かせたりするがやたら指示をして来るのでうざくなりカエルを壁に投げつけたらなぜか人間の
王子の姿に変わるというファンタジーストーリーなのだが、とある魔法使いの呪いでカエルにされていたことを
語るがなぜ元に戻ったのかは謎で、しかもそこから急に結婚するということになり次の日にお迎えの馬車が来て
一緒に王子の城に向かって終わるというそれだけの話で何の盛り上がりもないのは面白味がない。
そもそも呪いで変えられたなら最初の時に言えよ、という感じだが、結局その魔法使いを倒すような話もなく
終わるのは中途半端すぎると言えるだろう。

というわけで、共に糞な今作。
カエルの王様はその後乙女のキスで元に戻るように改変されたバージョンも出たが、魔法使いと戦うような
完全版のようなものも出して欲しいものである(ディズニーのプリンセスと魔法のキスは改変しすぎて失敗)。
inserted by FC2 system