俺的糞小説その71『カラマーゾフの兄弟』

ロシアの作家、ドフトエフスキーが書いたこの小説、糞である。※ネタバレ全開

この小説、カラマーゾフという地主の男と3人の兄弟の物語を描いたストーリーで、父親と長男が女を巡って
喧嘩をし長男が父親を殺そうとするが召使に止められ、結局は殺さず召使を殴って逃げ出し女は父親ではなく
長男を選び結ばれるものの、その後に何者かが父親を殺し長男が逮捕されるという展開でミステリーな内容は
良いのだが、登場人物の名前が複雑で呼び方も変わるなど分かりにくくそこまでの話だけでも無駄にだらだらと
長いというテンポの悪さで、犯人はカラマーゾフ家の料理人で神が存在しないならどんな罪も許されるという
よく分からない動機を語り自殺するという謎展開で結局判決では長男が犯人とされシベリアに送られバッドエンド
で終わるなど、何ともつまらない糞小説に仕上がっている。

また、次男は神がいるならなぜ悪はなくならないのか、という無神論者のような人間で今作のメインテーマは
こっちらしいが、犯人が殺人を犯したのは神を否定した次男のせいと言われて発狂して悪魔と会話をし出す
始末で、結局人間は自分では善悪を考えられないから信仰がやはり必要と言いたいらしいが法律があるんだから
信仰はいらないだろ、と言いたくなるだけで納得感がないのは面白味がない。
今作は未完で第2部も書く予定だったらしいが、こんなだらだらと長いならもっと短く分かりやすくまとめる
べきだろう。

というわけで、色々と糞な今作。
日本は無神論者が多いと言われているが、犯罪塗れのカルト自民党信者が多いのだから勘弁して欲しいものである。
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