俺的糞小説その67『人形の家』

ノルウェーのイプセンが書いたこの戯曲、糞である。

この戯曲、銀行の頭取に就任する夫の妻の元に部下が訪ね、解雇を撤回して欲しいと頼みに来るという
ストーリーで、妻は過去に夫が病気の時にこの部下から借金をしておりその時に父親のサインを偽造していて
もし解雇されるならこのことをバラすと脅され、妻が夫に解雇をやめるよう言うが脅されていることは言わず
結局そのまま解雇されるのだが、怒った部下が秘密を暴露する手紙を送りつけて遂に夫にもバレるが夫が妻を
罵倒した上になぜかその部下もこのことは公にせず偽の借用書は返すという豹変ぶりで、結局夫の怒りは収まるが
妻は自分が人形のように扱われていると感じ家を出るというそれだけの話でいまいち登場人物の行動が謎なのは
納得がいかず面白味がない。
今作は女性の解放がテーマらしいが、子供を置いて家を出ることのどこが解放なのか不明で、そもそも偽造自体は
妻が悪いのだから正直に話して部下の解雇もやめさせればいいだけだろう。

というわけで、色々と糞な今作。
日本ではいまだに男女差別などで問題になっているが、男だけでなく女も杉田水脈のような差別主義者がいたり
男女差別推進の自民党を支持する馬鹿が多いのだから勘弁して欲しいものである。
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