俺的糞小説その59『風と共に去りぬ』

アメリカの作家、マーガレット・ミッチェルが書いたこの小説、糞である。

この小説、南北戦争時代のアメリカを描いたストーリーなのだが、農園の娘が上流階級の男に恋をするがすでに
婚約者がおり振られ、なぜかキレてその婚約者の兄と結婚し出産もするが夫が病死し、今度は子供を連れて
都会に行きその上流階級の男のダンスパーティーに参加するなどよく分からない展開で、戦争で再び故郷に
戻るがそこも荒廃しており今度は妹の恋人を奪って再婚するというこれまた謎展開でその夫も難民との抗争で
死亡し、今度はまた別の男と再婚しまた子供が生まれるが喧嘩別れしその子供も落馬で死に、最後はまた
やり直そうと謝罪しに行くが断られ故郷を復興させようと決意して終わるなど、とにかくキャラが簡単に死んだり
主人公の行動が滅茶苦茶で感情移入できず無駄に長いのは面白味がない。
南北戦争は奴隷制度の是非で戦った戦争らしいが、やはり主人公なら共感のできる普通の人間にして欲しい
ところだろう。

というわけで、色々と糞な今作。
今作にはスカーレットという別の作家が書いた続編があるが、今作を引き伸ばしたようなやり直そうとして
断られるグダグダストーリーなのだから勘弁して欲しいものである。
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