俺的糞小説その45『シッダールタ&車輪の下』

ドイツの作家、ヘルマン・ヘッセが書いたこの小説、糞である。

シッダールタ
この小説、インドのシッダールタという男が修行をするストーリーなのだが、最初は沙門という宗教に入信し
瞑想や断食などをするが親に反対されて入信したくせにこんなことは意味がないと言い出しやめるという
馬鹿っぷりで、しかもやめる時に長老が反対するが謎の力で操り承諾させるという謎展開で、その後は今度は
ブッダに憧れ話を聞きに行ったりするが結局遊女と遊んで暮らすといういい加減さでしかも子供ができ妻が
毒蛇に噛まれて死に一人で育てることになるが嫌われて逃げられる始末で、最後は老人になり時間は実在せず
瞬間瞬間は完全である、という意味不明なことを言ってブッダと同じようなほほ笑みをして終わるなど、何が
したいのか分からない何ともつまらない糞小説に仕上がっている。

車輪の下
また、車輪の下は牧師になるために神学校に通う少年が没落していくストーリーなのだが、最初は成績が優秀
だったが一人の不良のような同級生と出会ったことがキッカケで勉強をしなくなり、その友達が学校から脱走した
ことで退学になったりするが特に面白いエピソードはなく、その後も主人公が学校側と戦うような要素はなく
単に落ち込んで休学して実家に帰るというつまらなさで、しかも学校をやめた後は機械工の仕事に就くが
やりがいを見出したにも関わらず会社の飲み会で泥酔し帰り道の川に落ちて死ぬという救いようのない内容で
終わるなど、何の盛り上がりもないのは面白味がない。
今作は神学校に通っていた作者自身の体験が元になっているらしいが、勉強漬けの神学校をやめるのは良い
としてもせめて別の道で成功して仲の良かった不良の同級生と最後に再会するなどの展開が欲しいところだろう。

というわけで、共に糞な今作。
ヘッセは平和主義者で当時のナチス政権の戦争に反対し売国奴と言われて叩かれたらしいが、日本もそうだが
政府が駄目なことをやっても擁護し批判すると逆にキレる洗脳された馬鹿が多いのだから勘弁して欲しいものである。
inserted by FC2 system