俺的糞小説その40『ゴリオ爺さん&レ・ミゼラブル』

フランスの作家、バルザック、ヴィクトル・ユーゴーが書いたこの小説、糞である。

ゴリオ爺さん
この小説、ゴリオ爺さんと呼ばれる金持ちの男とその娘二人の暮らしなどを描いたストーリーなのだが、
家の間取りや脇役キャラの説明などどうでもいい部分がやたら多くテンポが悪く、貧乏学生の主人公の男が
金目当てでゴリオ爺さんの長女に近づくが振られ、今度は次女に近づき上手く恋人になるが二人の姉妹が互いに
金を巡って喧嘩をしゴリオ爺さんは疲労で倒れて主人公が看病するが娘達は来ずゴリオ爺さんは死に、最後は
主人公が上流社会で成功してやると決意をして終わるという長い割には内容のない糞ストーリーで何の
盛り上がりもないのは面白味がない。

レ・ミゼラブル
また、レ・ミゼラブルは哀れな人々という意味で盗みと脱獄を繰り返していた罪人のジャン・バルジャンが被害者
である司教に諭され真面目な人間になるというストーリーなのだが、その後は名前を変えて市長にまでなり
馬車の転落事故から老人を救ったり誤解で逮捕されそうになる娼婦を救ったりするが市長になる前に犯した罪が
原因で逮捕されまた脱獄するなど同じような展開が繰り返されるのは単調で面白味がなく、その後も名前を変え
娼婦に託された娘と一緒に暮らしたりしつこく追って来る警察官を救ったり娘が成長しその夫を助けたりして
いくが特に面白いエピソードはなく無駄に長く最後は普通に衰弱して死ぬなど、これまた盛り上がりがないのは
面白味がない。
今作は貧困により虐げられた人々を愛で救うのがテーマらしいが、貧困でパンを盗むのはともかく司教に優しくされ
諭されたにも関わらずその後にまた1度金を盗んでいるのは謎で、娼婦は過労などで死んだりしつこく追って来た
警察官は罪人である主人公に助けられたことで葛藤して自殺するなど救われておらず、主人公も自分で元囚人
であると告白して娘やその夫と別れたくせに娘に会えなくなり衰弱死するなど、いまいち何がしたいのか
分からずもう少し無駄な部分をなくして分かりやすくまとめるべきだろう。

というわけで、共に駄目な今作。
フランスでは燃料税の増税をしようとしたら暴動が起きるなど殺伐としているが、日本の場合は消費税増税しても
政府の言いなりでむしろ政府を批判すると批判ばかりするな、と言ってくる洗脳された馬鹿が多いのだから
勘弁して欲しいものである。
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