俺的糞小説その39『最後の一葉&賢者の贈り物&老人と海』

アメリカの作家、オー・ヘンリー、ヘミングウェイが書いたこの小説、糞である。

最後の一葉
この小説、肺炎患者がベッドから窓を見たら枯れたツタの葉があり、その残り5枚の葉が全て散ったら自分も
死ぬと言い出し、それを聞いた階下に住む老人の画家が壁に葉っぱの絵を描いて上手く騙したら無事に生還する
というそれだけの話で、逆に老人は嵐の中で絵を描いたせいで肺炎で死ぬという謎展開で生還した患者が老人に
感謝するような場面もなく、絵ということがバレて本物のツタは全て散ったことが分かったわけだからこの後
ショックで死ぬんじゃないか?と言いたくなる何ともつまらない糞小説に仕上がっている。

賢者の贈り物
また、賢者の贈り物はとある夫婦がクリスマスプレゼントを互いに贈るというストーリーで、妻は夫が大事に
していた懐中時計の鎖を買おうとするがお金がなく自分の髪を売り、夫は妻のためにくしを買うがお金がない
だけに懐中時計を売るという行き違いのようなギャグ展開で、最後はなぜかこの二人のプレゼントは懸命で
彼らこそ聖書にある東方の賢者だった、と締めくくられるなど、無理やり関係ない聖書に結び付けて終わるだけで
全く賢者という感じがしないのは面白味がない。

老人と海
更に、ヘミングウェイが書いた老人と海は漁師仲間の老人と少年の生活を描いたストーリーなのだが、序盤は
ひたすらイワシを獲ったり食事や野球の話をだらだらとするなど退屈で、その後は老人が一人で巨大なカジキを
釣ろうとするがなかなか上手く行かず昔助手をしていたあの少年がいれば、と何度も言い訳をし出すなどうざく、
ようやく捕まえると今度はサメに襲われてカジキを食われる始末で最後は骨になったカジキを持って家に帰り
疲れて眠りなぜかライオンの夢を見て終わるなど、中身が薄く魚との戦いの迫力もあまり伝わって来ないのは
いまいち面白味がない。
そもそも小説でバトルを描くこと自体が難しいが、最初に少年を出すなら普通に老人と少年で協力して大物を
捕まえるストーリーにすべきだろう。

というわけで、いずれも糞な今作。
アメリカでは現在トランプvsバイデンの選挙戦が始まっているが、これで法人税増税、格差是正のバイデンを
選ばずまたあのトンデモトランプを選ぶならどうしようもないと言えるだろう。
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