俺的糞小説その38『資本論&共産党宣言』

マルクス、エンゲルスが書いたこの本、糞である。

資本論
この本、資本主義の問題点について書かれた本で、資本家と労働者の間の格差が拡大するのは労働による価値を
労働者が全て受け取れず資本家が多くを搾取しているから、と言ったようなことが書かれているのだが、
剰余価値がどうだのととにかく無駄にだらだらと長く文庫で9冊分あるなど長すぎるのはだるく、その内不満が
出て労働者が団結して争いが起きたり競争の果てに最後は勝ち馬企業による独占が始まり資本主義は終わるとして
本も終わるなど、言いたいことは分かるが無駄な部分が多すぎる何ともだるい本に仕上がっている。

共産党宣言
また、共産党宣言は共産主義について書かれた本で、ブルジョアジーとプロレタリアートという2大階級による
格差の拡大や金が支配する奴隷的社会など資本主義の問題点をまた指摘しているのだが、肝心の共産主義の説明が
なかなか始まらないのはだるく、著者が主張する共産主義では私的所有の廃止や累進課税、相続権の廃止、
交通機関や工場などの国有化、教育無償化などが書かれているが詳しい説明がなく、その目的のためには
暴力的転覆を行わなければ達成できない、とテロを肯定するようなことが書かれているなど、全体的に説明不足
なのは面白味がない。
当時は選挙による民主的な政治制度がなかったのでこのような内容になったらしいが、せめてこの共産主義の
公約のような部分はもう少し詳しく書くべきだっただろう。

というわけで、共に糞な今作。
日本共産党は生産手段だけ社会化し私的財産は認め、暴力革命は当然否定し選挙による民主的な革命を目指して
いるが、それでもいまだに公安が破防法による調査対象団体に指定し頭のおかしいネトウヨが暴力革命などと
言っているのだからいい加減にして欲しいものである。
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