俺的糞小説その32『絵のない絵本&赤い靴』

デンマークの作家、アンデルセンが書いたこの小説、糞である。

絵のない絵本
この小説、月と会話をするやばい主人公が月から聞いた色々な物語を語るという小話が詰まった小説なのだが、
鶏の近くで跳ね回り怒られた少女がまた鶏を追い掛け回しなぜそんなことをするのか問い詰めたらキスして
謝るためと答えたという話や赤ちゃんはコウノトリじゃなくて神様が連れてくる、でも神様は見えないから
連れてくるところも見えないと少年が言う話、少女が主に祈りを捧げる時にパンにバターをたくさん付けて
欲しいこともおまけでお願いした話など、何の面白味もないどうでもいい話がひたすら語られるだけで退屈で、
結局最後も何のまとめもなく唐突に終わるなど、何ともつまらない糞小説に仕上がっている。

赤い靴
また、赤いくつは教会には黒い靴を履いて行かなければならないという言いつけを破り赤い靴を履いて出席した
少女が謎の老兵に綺麗なダンス靴だ、と言われたらなぜか勝手に踊り出すという謎ストーリーで、謎の天使が
現れ「お前は踊り続けなければならない」と言われ靴が脱げなくなり踊り続け苦しみ、結局処刑人に足ごと斧で
切り落としてくれと頼み切断して収まるがその後は教会で働き懺悔したら天使がまた現れてなぜか天に召されるなど、
靴を履いただけで何でそんな悲惨な目に遭うんだよ、と言いたくなるだけで理不尽すぎて全く面白味がない。
今作はキリスト教の七つの大罪の傲慢の罪を描いた作品らしいが、それなら赤い靴のおかげでダンスパーティー
などで優勝し段々と調子に乗っていくなど、もう少しそれ相応の罪を描くべきだろう。

というわけで、共に糞な今作。
キリスト教の七つの大罪は他には強欲や嫉妬や憤怒などがあるらしいが、その割にはキリスト教徒の多い
アメリカで人種差別や銃乱射などによる殺人が度々発生しているのだから勘弁して欲しいものである。
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