俺的糞小説その24『緋色の研究』

コナン・ドイルが書いたこの小説、糞である。※ネタバレ全開

緋色の研究
この小説、探偵のシャーロック・ホームズとワトソンが初めて登場する推理小説で、医学博士のワトソンが人を
見ただけで職業を当てられる名探偵ホームズと出会い一緒に住むことになり殺人事件を刑事と共に捜査するのだが、
事件はダイイングメッセージが残された外傷のない死体が見つかり現場に残された指輪を手掛かりに犯人をおびき
出すが名探偵のくせに変装を見破れず逃げられる始末で、ホームズが死因を毒殺と推理するがそのぐらい警察でも
分かるだろ、と言いたくなる展開でその後はあっさり犯人を捕まえるがそこまでに犯人に関する情報が出て来ない
だけに誰それ状態で推理要素がほとんどなく、犯人の昔話が始まりだらだらと続いたり結局宗教の信者によって
婚約者とその父親を殺されその復讐のために殺したという動機が明かされるが復讐の割には殺害方法が毒が入って
いる薬と入っていない薬のどちらかを選ばせて殺すというギャンブル的な意味不明な内容で、最後も犯人が自白する
ばかりで探偵が追い詰めていく要素がないのは面白味がない。
事件の内容とあまり関係がないタイトルもいまいちだが、もう少し推理を楽しめるものにすべきだろう。

というわけで、色々といまいちな今作。
PS4ではホームズのゲームが出ているが、やたら調べるものが多くＱＴＥや鍵開けのミニゲームがあるなど、
テンポが悪くだるい作りなのは何とかして欲しいものである。