俺的糞小説その14『ニャルラトホテプ&狂気の山脈にて』

ラヴクラフトが書いたこの小説、糞である。

ニャルラトホテプ
狂気の山脈にて
この小説、エジプトから来たというニャルラトホテプについて語った短編なのだが、ファラオに似たような顔で
化け物の塊らしいことぐらいしか分からずろくに説明もなく即終わるという酷さで、狂気の山脈にては長編で
南極を調査していた探検隊が恐竜などの化石を発見しその後消息を絶つというストーリーなのだが、後発メンバーが
辿り着くと先発隊の死体が転がっており謎の壁画のある遺跡を発見し人類以前にはヒトデ型の生物が地球を支配して
いたことが分かるがキャラのセリフが全くなく全て説明文で進むのは面白味がなく、その後はショゴスという
スライムのような化け物の生き残りが現れ「テケリ・リ!」と鳴きながら襲って来るが戦うことはなく逃げて
終わりというつまらなさでなぜか仲間の一人が発狂して終わるなど、何の盛り上がりもないのは面白味がない。
捜索隊が化け物を発見し襲われるという展開はモンスター映画でも定番だが、もう少し隊員が一人ずつ減っていく
恐怖感を描いて欲しいところだろう。

というわけで、共に糞な今作。
映画やアニメやゲームなどに比べて小説は世界観やバトルの迫力やモンスターの造形などが伝わりにくいが、
だらだらと情景を説明するなら挿絵を用意してテンポ良く読めるものにして欲しいものである。
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