俺的糞小説その13『変身&審判』

フランツ・カフカが書いたこの小説、糞である。

変身
この小説、ある男が朝目覚めたら巨大な毒虫に変身していたという謎小説なのだが、ベッドからなかなか起きれず
部屋の鍵をなかなか開けられず外に出られないなどの描写がひたすら続くなど退屈で、最初に多少会話ができたくせに
状況を説明せず部屋の外に出ようとして父親に驚かれステッキで攻撃されるという馬鹿っぷりでその後は部屋に
監禁されて妹が持って来るパンやミルクなどを食べながら生活していくが進展がなさすぎて面白味がなく、父親が
投げたリンゴが当たり怪我をしたことが原因で徐々に衰弱して死に最後は残りの家族が引っ越して終わるなど、
結局なぜ虫になったのか不明で全く盛り上がりもないのは糞すぎて面白味がない。

審判
また、審判は銀行員である主人公がある日逮捕されるが何の罪で逮捕されたのかが最後まで分からず終わるという
意味不明な糞小説で、拘束はされずその間に色々な女と関係を結んだり弁護士を雇ったりするが裁判が進んでいる
のかも何も分からず、全体的に無駄な描写が多くテンポが悪く最後は謎のまま郊外に連れて行かれて処刑されるなど、
とにかく説明がなく盛り上がりもないのは面白味がない。
何も分からず逮捕されて処刑されるというストーリーは世にも奇妙な物語で使えそうだが、それならせめて
主人公が不条理と戦う描写を重点的に入れて無駄な部分はなくしてコンパクトにまとめるべきだろう。

というわけで、共に糞な今作。
世にも奇妙な物語も最近はろくなものがないが、政治家がどれだけ汚職をやっても支持率が高いという今の日本を
モデルにしたような不条理な作品を作って欲しいものである。
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