俺的糞小説その7『走れメロス&蜘蛛の糸』

太宰治、芥川龍之介が書いたこの小説、糞である。

走れメロス
この小説、メロスというギリシャっぽい名前の主人公が暴虐な王に逆らい処刑を言い渡されるというストーリーで、
処刑される前に妹の結婚式に出席したいから処刑を3日待ってくれと言い、その間は友人を人質として預かり
戻らなかったら友人を処刑するという勝手な約束をして結婚式に行くのだが、用事を済ませて帰るという時に
橋が壊れて泳ぐことになったり山賊と戦ったりなど邪魔が入り途中で疲れて寝る始末で、その後は約束の時刻に
遅れないためにひたすら走り最終的に間に合うがなぜか暴君だった王が感動して処刑を取りやめメロスはなぜか
全裸だったことが判明し終わるなど、そもそも友人を勝手に巻き込んだんだから帰って来るのは当たり前だろ、
と言いたくなる何ともつまらない糞小説に仕上がっている。

蜘蛛の糸
また、蜘蛛の糸はカンダタというドラクエ3と同じ名前の殺人犯が地獄に生き、生前に蜘蛛を殺さなかったことが
あるということで釈迦が蜘蛛の糸を地獄の底に垂らして救い出そうとするのだが、カンダタが蜘蛛の糸を上る
途中で他の無数の罪人も上ろうとしたため糸が切れると思い他の奴は下りろと言った途端になぜか糸が切れて
結局地獄から帰れず血の池の底に沈むというそれだけの内容で面白味がなく、自分だけ助かろうとしたのが駄目
だったらしいがそれなら下りろと言わなければ糸が切れなかったのかは謎で、そもそも蜘蛛を助けただけで
許すというのがおかしくあのまま糸が切れなければ他の罪人も全部地獄から抜け出せたわけで色々とツッコミ
要素が多すぎて何とも納得のいかないものがある。
今作はそもそもポール・ケラスが書いた同名の話が原作らしいが、虫を殺さないだけなら誰にでもほぼ当てはまる
わけで、せめて子供を助けたことがあるとかそういうエピソードを入れて慈悲の心を試すテストを行って地獄から
救うかを決めるなど、もう少し納得のできるものにすべきだろう。

というわけで、共に糞な今作。
走れメロスもギリシャのデイモンとピシアスという話が元らしいが、そんな糞ストーリーを元にするより完全
オリジナルの面白い小説を作って欲しいものである。
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