俺的糞小説その4『河童&人間失格』

芥川龍之介と太宰治が書いたこの小説、糞である。

芥川龍之介 河童
この小説、河童に出会ったという精神病患者が河童の社会をひたすら語り出すというストーリーなのだが、河童の
赤ちゃんは自分が生まれるかどうかを自分で判断する、メスの河童はオスを追いかけ回す、使えなくなった労働者の
河童は食用になる、といった奇妙な話が淡々と語られるだけで特に面白味はなく、河童の社会で長く生活したせいで
人間社会に順応できなくなり入院させられ河童が訪問に来たという妄想を最後に語って終わるなど、発想は新しいが
特に面白いポイントのない糞小説に仕上がっている。

太宰治 人間失格
また、人間失格は恥の多い生涯を送ったという男が自分の人生をひたすら語るストーリーなのだが、少年時代は人を
笑わせるクラスの人気者で成績は優秀だったりとまあ普通で、高校時代から彼女と一緒に心中未遂事件を起こしたり
アルコールに浸ったりとおかしくなり、漫画家になった後はモルヒネ中毒になり廃人になるなど正に人間失格という
感じになるが特に波乱万丈という人生でもなく盛り上がりはなく最後は主人公が27歳であることを明かしてあっさり
終わるなど、いまいち内容がないのは面白味がない。
太宰治自信が薬物中毒になったり自殺しているのである意味伝記のようなものだが、小説にするならもう少し
アレンジして面白いエピソードを色々と入れるべきだろう。

というわけで、共に糞な今作。
なぜか共に作者が自殺しているが、こういう糞小説を名作として持ち上げるのはやめて欲しいものである。
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