俺的糞小説その2『こころ』

夏目漱石が書いたこの小説、糞である。

この小説、主人公がひたすら先生に会いに行くというストーリーなのだが、主人公や先生などの名前の説明がない
という酷さで、どうやら主人公は大学生の男で先生は無職で奥さんと暮らしていることや友人の墓参りを毎月すること
などが明らかになるが何の盛り上がりもなくなぜ先生と呼ぶのか不明で、その後も主人公の父親が病気になり
弱っていく描写がだらだらと続いたり先生から遺書のような手紙が届き先生の過去が語られ、両親を早くに亡くし
叔父に育てられ遺産目当てで従妹と結婚させられそうになって人間不信になったことなどが明らかになるがこれまた
無駄に長く、その後は友人に好きな女を取られそうになり先にプロポーズをして結婚を決めたら友人に自殺されて
それに責任を感じながら今まで生きてきたが遂に自殺を決意したことが語られそこで手紙と同時に物語が終わるなど、
後半は主人公が完全に空気なのは構成的にも中途半端すぎて非常にヤバイ。
そもそも先生の恋話がメインなら主人公の話は必要がなく、最初から先生を主人公にした物語にすべきだろう。

というわけで、つまらなすぎる今作。
これでも日本で一番売れた本らしいが、このレベルでお札に載るほどの偉人になるなら手塚治虫もお札に載せて
欲しいものである。
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