俺的糞映画その43『バケモノの子&竜とそばかすの姫』

細田守監督が手掛けたこのアニメ映画、糞である。

バケモノの子PV
この映画、母親を亡くし家を出た少年が獣人の住む世界で生活するというストーリーで、粗暴な獣人の家に住み込み
喧嘩をしながら共に修行をし成長していく過程は良くバケモノの代表を決めるために行うバトルもまあまあ良い
のだが、中盤ではいきなり人間の世界に戻り読書に目覚めたり女子高生と知り合い父親とも再会し人間の生活を
取り戻そうとするなど唐突なのはいまいちで、その後はまたあっさりバケモノの世界に戻り豹変し闇化した
ライバルの息子と戦うがクジラを召喚したりと何でもありで結局師匠は刀になったまま戻らず終わるなど、
いまいちまとまりがなくハッピーエンド感も薄いのは面白味がない。

竜とそばかすの姫PV
また、竜とそばかすの姫は女子高生が仮想空間でアバターを使った別人になり歌を歌うというストーリーで、
世界的に人気になりコンサートが開かれるが謎の竜が現れてぶち壊されその犯人探しが始まるのだが、
仮想空間で竜に会い美女と野獣のようなダンスが始まるが歌やキャラに魅力がなく盛り上がりがなく退屈で、
竜の正体を暴こうとする男に竜の居場所を言えと脅され主人公は竜の味方になることを決め、竜が親のDV被害を
受けている少年であることが判明し主人公が自分の正体を明かして居場所を聞こうとするが聞けず意味がなく、
結局少年の部屋が映った動画から場所を特定して救いに行って終わるというそれだけで盛り上がりがないのは
面白味がない。
歌姫のファンの少年がなぜコンサートをぶち壊しにしたのか意味不明だが、歌がテーマならもう少し良い曲に
して欲しいところだろう。

というわけで、共に糞な今作。
もう少し面白い映画を作って欲しいものである。
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