俺的糞映画その39『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART２＆PART３』

シリーズ２、３作目のこのバック・トゥ・ザ・フューチャー、糞である。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART２PV
この映画、博士が作ったデロリアンという車型のタイムマシンで未来に行くというストーリーで、主人公の
息子が未来で問題を起こし破滅するということでその未来を変えに行くのだが、なぜか主人公の彼女も連れて
行き車の場所に置いていったせいで警察に捕まるという馬鹿っぷりで、それも無事に救い主人公の息子の問題も
解決したものの今度はタイムマシンの秘密を知った男がタイムマシンを盗みスポーツの試合結果が書かれた本を
過去の自分に渡しそれを使ってスポーツ賭博で金持ちになり未来を変えられる事件が起き、今度はそれを元に
戻すために過去に行く流れになるがそこがメインで本を取り戻す工程がやたら長いのはだるく、すぐに本を
奪って逃げればいいものをわざわざ尾行したり１作目と同じシーンをまた見せられたりと退屈で、結局最後は
ホバーボードという空を飛べるスケボーのようなものを使って上手く本を取り戻し焼却して元の未来に戻すが
ハッピーエンドのようなものがなくタイムマシンが博士と共に消えて続くという文字が出るなど、完全に
中途半端で終わるのは全くスッキリ感がない。
そもそも１にはなかったパラレルワールドの概念が加わったせいで色々矛盾が起きているが、もう少し納得の
できるストーリーにすべきだろう。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART３PV
また、３作目は西部開拓時代に飛ばされた博士を救うストーリーで、博士は見つけたものの帰るためのガソリンが
ないということで蒸気機関車を使って帰ることになるのだが、たまたま救った婦人に博士が恋をする展開が
始まるが特に面白味がなく、未来に帰る日に博士が酒を飲んで倒れたせいですぐに帰れず悪人と決闘する展開に
なるのは無理やりくさく、しかも銃撃戦ではなく殴り倒すという西部劇っぽくない内容でそのまま未来に帰るが
婦人が追いかけて来たせいで博士は戻れず、博士は別の蒸気機関車で婦人と子供と一緒に未来に帰るがまた
どこかへ飛んで行って終わるなど、タイムマシンはろくなことが起きない、歴史に介入するな、と言っていた
割には死ぬはずだった過去の女を救って結婚して子供まで作ってまたタイムマシンで冒険しようとしている
のだから辻褄が合わなすぎると言えるだろう。

というわけで、色々と糞な今作。
PART２の未来2015年では空飛ぶ車が登場しているが、現実ではようやく実用化が近いということで、今後は
映画のような空を車が飛び交う世界になるかもしれない。