俺的糞映画その30『Diner ダイナー＆新聞記者』

小説などが原作のこの邦画、糞である。

Diner ダイナーPV
この映画、根暗な女がある日高給であやしい運転手のバイトを始めたら謎の集団に拉致され殺されそうになり、
料理が得意だから殺さないで、と言ったら殺し屋専用のレストランでウェイターとして働くことになるという
平山夢明の小説が原作の映画なのだが、客の殺し屋同士で争いになり殺し合いが始まったりヤバイ殺し屋に
主人公が襲われマスターの犬に助けられたりしていくが特に面白味がなく危険な目に遭い途中から帰ってもいいと
言われたにも関わらず自ら仕事を続ける始末で、その後はボスの跡目を巡ったり料理人の引き抜きの話でまた
バトルになるが特に凄いアクションシーンはなく最後は生き残った主人公が元の世界に戻りレストランを開いて
マスターと再開してあっさり終わるなど、中身も薄い何ともつまらない糞映画に仕上がっている。

新聞記者PV
また、新聞記者は東京新聞の記者、望月衣塑子がモデルになった映画で、総理が友人の大学を優遇して新設した
汚職事件を調査する新聞記者と総理の友人が起こしたレイプ事件はハニートラップであるというでっち上げ記事を
書かせられる新聞記者の２人を描いた社会派ストーリーなのだが、地道に聞き込みをしていく場面ばかりでなかなか
話が進まないのはテンポが悪く退屈で、汚職事件に関わる官僚が自殺したり上司にこれ以上この件は深入りするなと
忠告を受けながら調査を続けていくがなぜか肝心の総理は出て来ず、最終的に２人の記者が協力し新設する大学の
研究が生物兵器のためということが暴かれる謎展開になり記事になるが結局捏造ニュース扱いされて何も解決せず
終わるのは面白味がない。
政府に都合の悪いことは隠蔽され、それを暴こうとする正義感の強い人間はネットでネトウヨなどに叩かれるという
今の陰湿なカルト国家日本を描くというコンセプトは良いが、もう少しテンポ良く進み総理側が指示を出して
もみ消していく描写が欲しいところだろう。

というわけで、共につまらない今作。
新聞記者の元になったモリカケ事件の安倍はいまだに総理を続けており新たに桜事件まで発生しているのだから
ヤバイが、レイプ事件の方は民事では被害者側が勝訴したということで、安倍も早く辞職させて罪を償わせて
欲しいものである。