俺的糞映画その18『1984』

ジョージ・オーウェルの小説が原作のこの映画、糞である。

1984 憎悪の時間
この映画、核戦争により3つの国家に分断された世界を描いたストーリーで、社会を転覆させる能力のある中産階級の
国民は常にモニターや警察に監視され政府に逆らったら逮捕されたり、憎悪の時間という決められた時間になると
国民はモニターの前に集まり敵国の映像を見ながら憎悪を高めビッグ・ブラザーという独裁者を崇めるなど完全に
洗脳された独裁国家が描かれ、その中で主人公は反体制派として政権を打倒するために戦うことを決意するのだが、
特に事件などが起こらず坦々と進んでいくのは面白味がなく、主人公もヒロインもいまいち魅力がなく結局あっさり
捕まって洗脳されるなど、何ともつまらない糞映画に仕上がっている。

今作を元に作家の村上春樹は1Q84という小説を書いたり、ゲームクリエーターの小島秀夫はメタルギア5で
ビッグ・ボスに忠誠を誓う全体主義の組織を描くなどしているが、反体制派が何もできず終わるというのは面白味が
なく、仲間が一人ずつ捕まって追い詰められつつ逆に民衆の洗脳を解いて独裁者を追い詰めていくなど、もう少し
駆け引きというものが欲しいところだろう。

というわけで、ディストピアを描いたことは良いがストーリーが駄目な今作。
現代の日本は民主主義でありながら捏造や隠蔽を繰り返す自民党が一番まし、野党は駄目という洗脳された人間が
多数なのがヤバイが、この洗脳された国をモデルにしたような映画をいつかどこかで作って欲しいものである。

inserted by FC2 system