俺的糞映画その14『この世界の片隅に』

こうの史代の漫画をアニメ化したこの映画、糞である。

この世界の片隅にPV
この映画、広島で暮らす少女すずが戦争に巻き込まれる太平洋戦争を描いたアニメなのだが、最初は子供時代から始まり
結婚して新生活が描かれたりするが淡々としすぎて退屈で、子供時代も大人と同じ声で子供っぽさがなかったりセリフは
訛りがあって分かりにくかったり、空襲などシリアスなシーンもあるが反戦を訴えるようなセリフはなく何回も空襲
されているくせに町をうろついてまた攻撃されたりと主人公に感情移入しにくく、広島が舞台のくせに結局原爆の惨劇
などがほぼ描かれないなど、とにかく内容がなさすぎていまいち面白味がない。
つまらない上に2時間以上と無駄に長いのもだるいが、戦争映画なら惨劇を描くべきであり、はだしのゲンのように
天皇や旧日本軍やアメリカを批判するなど(今作でも若干批判はするが)、もう少しメッセージ性が欲しいところだろう。

とは言え、いくら反戦を訴えても核兵器や戦争法案や共謀罪に反対しないなど、歴史に学ばない多くの日本人。
自民党は憲法に自衛隊を明記して9条を死文化させようとしているが、これも世論調査では賛成が多いのだから進歩が
なさすぎると言えるだろう。
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