俺的糞映画その7『僕だけがいない街』

三部けいの漫画を実写化したこの映画、糞である。

僕だけがいない街PV
この映画、予知能力のような能力を持ったフリーターの青年が母親を殺され、その犯人を追う途中になぜか小学校時代に
戻り歴史をやり直すというストーリーで、その後はたびたび過去と現代を行き来しながら同時に過去に起きた殺人事件を
食い止めようとするのだが、だらだらと無駄に長い上にほとんど虐待事件がメインでサスペンス要素が薄く、現代編では
警察に疑われるような行動を取ったせいで主人公が追われたり、その割には外をうろついてあっさり捕まったりなど、
何ともいまいちな糞ミステリ映画に仕上がっている。

また、後半ではようやく犯人を追うという展開になるが特に意外な展開もなく子供状態の時に犯人の前で推理をして
襲われるという馬鹿っぷりで、橋から落とされたにも関わらずなぜか未来で普通に生きていたり最後はバッドエンドで
終わるなど、とにかくストーリーが酷すぎて全く面白味がない。
原作と後半が違うのも謎だが、この手のタイムリープものならもう少し何度やっても救えないといった主人公の必死さが
欲しいところだろう。

というわけで、色々と糞すぎる今作。
アニメ版も主人公の声優が下手すぎたり色々変更されていたりといまいちだったが、原作のストーリーを改変して更に
酷くするのはやめて欲しいものである。
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