俺的糞映画その2『風立ちぬ』

風立ちぬ予告編
スタジオジブリが制作したこのアニメ、糞である。

この映画、飛行機の設計家を志す主人公、堀越二郎の生涯を描く話で、たまに入る夢の中の世界はファンタジーで
賑やかな部分もあるが、他はとにかく地味な上に退屈で、特に盛り上がるようなエピソードもなく、紙飛行機を
飛ばすつまらないシーンがやたら長かったり、戦争を題材とした話なくせに全く緊張感が感じられないなど、
余りにも退屈すぎて途中で眠くなってくる。
また、主役の声はエヴァの庵野監督が演じているが、これがまた抑揚のない棒読みで魅力がなく、これなら普通に
プロの声優を使って庵野は作画に参加させろよ、と言いたくなる。

そもそも、今作を監督した宮崎駿は当初はこの企画に対して、
アニメーション映画は子どものためにつくるもの。大人のための映画はつくっちゃいけない。
と言ったそうだが、それでなぜこんな子供向けではない映画を作ったのか意味がわからない。
以前に作った紅の豚も子供向けっぽくはなかったわけで、失敗して反省したのかもしれないが、鈴木敏夫に言われた
からと言ってそれでまた同じことを繰り返しているのは余りにも主体性がなさすぎると言える。

とは言え、憲法改正には反対の宮崎駿。その割には集団的自衛権について言及していないのが駄目だが、影響力の
ある人物なだけに、戦争反対で原発も反対であるならもっとそういう声を上げたり、その手のアニメを作って欲しい
ものである。
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