俺的微妙映画その17『ドラゴンボール超 ブロリー』

このドラゴンボール映画、微妙である。

ドラゴンボール超 ブロリーPV
この映画、ブロリーと悟空達が戦うというストーリーで、最初はフリーザ軍に支配されたサイヤ人の過去が描かれ、
ベジータより潜在能力の高いブロリーに嫉妬したベジータ王が辺境の星に飛ばしブロリーの父親がベジータ王に復讐を
誓ったりバーダックの家族が危険を感じ取り悟空を地球に飛ばしフリーザが惑星ベジータを滅ぼすなど物語の背景が
分かるのは良く、その後は現代に飛び力の大会で復活したフリーザがブロリーと接触し悟空やベジータに戦いを挑んで
来るのは良いのだが、バトルは迫力もあり良く出来ているがバトルが始まるまでが長く今回はクリリンなどの脇役が
登場せず戦わないのはいまいち物足りないものがある。

また、今までの劇場版で戦ったブロリーの話はパラレルワールドになっているのはまあ良いがベジータ達は長い
修行の果てにようやくスーパーサイヤ人ゴッドやブルーになったくせにブロリーは短期間でいきなりそれを上回る
強さになるのは不自然で、フリーザも巻き込まれて戦ったり久々にゴジータになって戦うのは良いがそこまでが
長くなかなかブルーに変身せずやられたり新主題歌も良さがないなど、いまいち納得のいかないものがある。
フリーザの立ち位置や最後のまとめ方はまあ良いが、もう少し色々なキャラを活躍させるべきだろう。

というわけで、色々と微妙な今作。
そもそもテレビでやれよ、という感じだが、漫画はとよたろうという絵を似せて描く作家が連載中ということで
今後もドラゴンボールは続いて行くに違いない。