俺的微妙映画その12『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険＆劇場版ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-』

最近見たこのアニメ映画、微妙である。

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険PV
この映画、ドラえもん映画第37作目となる作品で、南極で氷の遊園地を作って遊んでいたのび太達が10万年前の氷の中から
リングを発見しその持ち主を探す冒険に出るというストーリーなのだが、探索中に氷漬けの都市を発見し過去に行き
異星人と出会い大ダコと戦ったり不思議な生物に乗ったりなどまあ悪くはないものの、異星人の暮らしはほとんど描かれず
登場人物も少なく、ニセドラえもんの策略によって偽物扱いされる本物のドラえもんをのび太が助けるシーンや過去と
未来を跨ぐ連携プレイなど見所はあるものの敵は巨大な化物なだけに敵側の主張などがなく最後も異星人の故郷を見に
行くこともなくあっさり終わるのはいまいち面白味がない。

劇場版ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-PV
また、オーディナルスケールはARゲームで遊んでいたプレイヤーが謎の男の策略により過去の記憶を奪われるという
ストーリーで、モンスターと戦う迫力の戦闘や今までのキャラが集結しラスボスと戦うシーンなどそこは良いものの、
２時間と長く無駄な間が多くテンポがいまいちで、結局死んだ娘のＡＩを作るために記憶を集めていたことが判明するが
なぜスキャンすると記憶がなくなるのかは謎で、そもそもそれならゲームより現実世界で一番親しかった人間から
スキャンしろよ、と言いたくなるなど動機も微妙なのは残念なものがある。
そもそも今回はなぜVRではなくARゲームなのか知らないが、無理に過去の話を繋げるよりは普通に新たなVRゲームでの
話にして欲しかったところだろう。

というわけで、悪くはないがいまいちな今作。
現実ではVRゲームはまだろくなものがないが、ソードアートオンラインのようなスピーディーな戦闘ができるオンライン
アクションRPGをいつの日か出して欲しいものである。