俺的微妙映画その4『ドラゴンボールZ 復活の「F」』

劇場版ドラゴンボール、第19作目となるこの映画、微妙である。

ドラゴンボールZ 復活のF PV
この映画、今回は悟空達が復活したフリーザと戦うというストーリーで、銀河パトロールのジャコが登場したり
クリリンが警察官になっていたり前作にも登場した破壊神ビルスとウイスが食べ物をねだるギャグなどまあ面白く、
戦闘も悟空だけでなくクリリンや天津飯達などがフリーザの手下と戦うなど脇役の見せ場もあるのは良いのだが、
亀仙人まで戦うくせにヤムチャやチャオズは置いてくる始末で、フリーザは少し修行しただけで現在の孫悟空並に
強くなりゴールデンフリーザに変身するという無理矢理設定なのはいまいちで、悟空とベジータは修行で新たな変身
能力を身に付けるがスーパーサイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人のスーパーサイヤ人というややこしい説明
だったり、これによって前作の映画のスーパーサイヤ人ゴッドが単なる劣化バージョンでどうでもよくなったり、
伏線はあるもののうっかり雑魚にやられる悟空や時間を戻すトンデモ要素があったりお馴染みのOPはなく主題歌は
ももいろクローバーZのいまいちな曲がエンディングで流れるだけなのは何ともいまいち納得のいかないものがある。

戦闘中にギャグが入るせいで緊張感がないのもいまいちだが、スーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人という
わけわからないものを出すなら普通に前作のゴッドに一人でなれるようになっただけで十分であり、悟空は赤で
ベジータは青など差別化したり、せめてももクロにCHA-LA HEAD-CHA-LAを歌わせるなど、そのぐらいはして欲しかった
ところだろう。

結局、脇役が活躍したり迫力の戦闘はまあまあ面白いがストーリー的にはいまいちな今作。
現在放送中のテレビ版は前作の映画の焼き直しな上にテンポが悪く更にいまいちだが、新しい敵を出すなり天下一
武道会をまた開催するなりして面白いものにして欲しいものである。
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