俺的微妙映画その１『アナと雪の女王』

アナと雪の女王ミュージッククリップ
やたら主題歌が人気なこのディズニー映画、微妙である。

この映画、氷の魔法を使える女王が魔法をコントロールできずに暴走させて国を混乱させた挙句に山に逃げ込み、
それを妹のアナが説得に行くというストーリーで、テンポの良い展開や突然歌い出すミュージカル要素などは
まあ良いのだが、一部の曲以外はいまいちで、後半は意外な展開があるが唐突すぎていまいち納得が行かず、
結局なぜ姉だけ魔法が使えるかの説明もなく、悪役の最後もあっけなさすぎるというつまらなさで、最後は男との
愛で救われるのかと思いきやそうではないという中途半端に捻った内容なのはいまいち盛り上がりがなく面白味が
ない。

しかも、サビ以外がいまいちな人気の主題歌はクライマックスではなく序盤とスタッフロールで流れるだけという
つまらなさ。
なぜこんな構成になったのか知らないが、これなら普通に男との愛で魔法が解けてそこで主題歌を流すという構成に
すべきであり、ディズニー映画ならもう少しシンプルに悪役は悪役として登場させて、最後は姉と悪役のバトルを
入れつつ魔法を克服する展開を入れるなど、盛り上げる要素を色々と盛り込むべきだっただろう。

結局、アンデルセンの雪の女王とは全く違い、単に結婚相手は良く考えて選べ、と言いたいだけのような今作。
全く面白くないジブリの風立ちぬよりは大分ましだが、もう少し感動できるものにして欲しかったものである。