俺的糞ゲーその99『ラストストーリー』

ラストストーリー
坂口博信が放つ大作RPGのこのゲームだが、糞ゲーである。

このゲーム、ジャンルとしてはアクションRPGになると思うのだが、なぜか攻撃がオートである。
設定でマニュアルに切り替えられるものの、そうすると今度は魔法の効果を広げるウインドが
使いづらくなる。従って、結局はオートでやらなければならず、一体感がない。
そして、アクションにしては攻撃のバリエーションも少なく、必殺技のようなものもなく、非常に単調である。
また、武器防具は見た目に反映されるのだが、種類が少なく、集める楽しみがない。
更に、街が一つだけのため、冒険要素がなく、世界の広がりが感じられない。
ゲームの流れも、敵を倒してムービーを見る、というFF13並の一本道な展開で、自由度がない。
難易度はそれほど高くないものの、中盤辺りからボスが強くなり、仲間がコロコロ殺される。
殺されるたびに仲間に駆け寄って復活させなければならないため、段々と面倒になってくる。

ゼノブレイドに比べれば、キャラの個性は出ているし、戦闘はテンポも良く、ストーリーもわかりやすいのだが、
やはり街が一つだけという冒険感のなさや、単調な戦闘はやっていて面白くない。
実際、敵の本拠地に乗り込んで帰ってくる辺りまでやったが、飽きてやめてしまった。

しかし、ブルードラゴンやロストオデッセイ、ASHなどの糞ゲーに比べれば、大分ましなゲームにはなっている。
坂口はこのゲームを最後に引退するかもしれないが、最終作で以前よりましな糞ゲーを作り上げたことは、
褒め称えるべきことだろう。FFの生みの親として、数々の名作と駄作を生み出したクリエイター坂口博信。
ベテランが去った今後は、実力のある若手に頑張ってもらいたい所である。
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