俺的糞ゲーその96『Fallout:New Vegas』

フォールアウト：ニューベガス
このゲーム、前作がひどい糞ゲーだったが、やはり今作も同じような糞ゲーである。

前作と同じくこのゲーム、とにかくおつかいがひどい。
誰々と話をしろ、○○を集めろなど、ひたすらつまらないお使いクエストをやらされる。
しかも、マップがやたら広い上にダッシュもできずほとんど何もない砂漠のため、
ひたすらつまらない景色を見ながら歩いて目的地に行かなければならない。
また、地図は常に画面に表示できないため、ちょくちょく画面を切り替えて確認しなければならず面倒で、
アイテムの種類は無駄に多く、銃の弾はやたらに種類があり、鉛筆やマグカップなど何に使うか
わからないようなどうでもいいアイテムが無数に存在していて非常に鬱陶しい。

更に、戦闘のVATSは時間が止まるためTPSが苦手でも簡単に戦えるのだが、VATSを起動してから
部位を選択してロックオンして撃つ、という余計な手順があり、リアルタイムに比べてテンポが悪く、
ストーリーは頭を撃ち抜かれた主人公がなぜか生きているという謎の展開から始まり、
自分を撃った犯人を捜すためにあちこち街を訪ね回って情報と引き換えにおつかいを手伝うという何ともつまらない
内容で、一応メインの一つはクリアしたものの、全く盛り上がりがなく面白さというものが感じられない。
前作に比べればやたら長い地下鉄がなくなり多少は遊びやすくはなったのだが、
この無駄に広いマップと単調な戦闘とつまらないストーリーでは楽しめようもなく、
せめてダッシュができたり乗り物に乗って移動したり戦闘は色々な技が使えたりもっと特徴的な仲間が加わって
いくなど、普通のRPGにあって当然な要素を入れるべきだっただろう。

そもそもこのゲーム、自由度が売りらしいが、単にクエストの順番を選べるのとどのグループに属するかで
若干ストーリーが変わるのみで、大した自由はない。
むしろ、色々な街や大陸を冒険でき、レベルを上げて技を覚えたり、最強の武器防具を集めたりできる
ドラクエや昔のＦＦの方がまだ自由な冒険をしている、と感じるだろう。

今後、自由度の高いRPGが出るとするならば、単にクエストが色々あるだけではなく、
色々な世界を冒険できたり、王国を作ったり商売をするなど、色々できるゲームにして欲しいものである。