俺的糞ゲーその906『ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地』

アクアプラスが出したこのノベル＋シミュレーションRPG、糞ゲーである。

ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地PV
このゲーム、うたわれるものと同じくノベルとシミュレーションRPGが合わさったゲームで、今回は魔王が村の一族の
娘と結婚し村の仲間と共に帝国に立ち向かうというストーリーなのだが、イノシシと戦ったり浜辺でカニと戦ったり
場所も拠点の近辺で戦うだけで全く盛り上がりがなく、終盤では若干シリアスになるが主人公の過去が明らかになり
精霊と戦うだけで特に面白味もないなど、何ともつまらないノベルゲーに仕上がっている。

また、戦闘はうたわれるものとは違いスピード順ではなく難易度も下がったのは良いのだが、イージーでも急に敵が
強くなったりとまだバランスが悪く、動きの少ない戦闘の演出は地味で面白味がなく、敵は射程範囲まで近づかないと
向かって来ず弓系以外のキャラはほぼ確実に先制されるといううざさで、マップは無駄に広く斜め視点で見にくく
マップを使い回したようなステージが無駄に多く、装備を買う時にキャラを切り替えるのがやりにくかったりなぜか
魔法系キャラの装備は武器屋ではなく道具屋で売っていたりなど、相変わらず糞要素が多いのは何とも面白味がない。
なぜこんな糞バランスの糞戦闘になるのか知らないが、せめてもう少し戦闘の演出を強化したり、ストーリーは普通に
領土を拡大していき最後に皇帝を倒すなど、シミュレーションRPGらしい王道な展開にして欲しかったところだろう。

その後、外伝や２も出たが大して変わらず進歩のないこのシリーズ。
アクアプラスと言えばビジュアルの付いたノベルゲームを最初に出した会社だが、こんな糞ゲーを出すならまた原点に
戻って不気味なホラーノベルでも出して欲しいものである。