俺的糞ゲーその79『The Elder Scrolls IV:オブリビオン』

あのFallout3と同じベセスダ開発のこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、Fallout3に比べ、マップはわかりやすく、フィールドは広いが街は色々あり、
景色も多彩で綺麗である。
クエストは、Fable2のように、メニュー画面ですぐに調べることができ、一度発見した場所へは
瞬時に行くことができる。
しかし、Fable2に比べ、ダッシュがなく、移動速度がかなり遅い。
アクションも、Fable2以上に単調で、剣を前方に振るだけというあまりのモーションの素っ気無さに驚く。

また、人の物を盗んだり、ピッキングや殺人が簡単にできてしまうため、会話と間違って物を盗み、
衛兵に捕まって罰金を払う、というようなミスが起こりやすい。
これは、Fable2の安全装置のようなものを取り入れるべきだっただろう。
そして、アイテムはやたら数が多く、薬だけでも100種類以上、書物に至っては中に文章がだらだらと
書かれていて読む気にもならず、文章で済ませるならきちんとイベントで表現しろよ、と言いたくなる。
特に、武器や防具は重量制限で持てなかったり、耐久度があったりと、扱いが煩わしい。

一応、メインクエストは最後までクリアしたが、ストーリーは殺された王の隠し子を探して王位に
つかせるという平凡なもので、ボス戦もほとんどなく、特に印象に残るようなものはない。
クエスト内容も、本を探したり、ライオンを退治したり、兄弟を巡り合せたりと、特に面白みもないもの
ばかりで、アイテムを○○個集めろ、のようなモンハンに比べればましだが、おつかいを繰り返す
作業感は同じようなものである。
特に、吸血病を治す時のクエストは完全にお使いで、にんにくが○個必要など、完全に作業である。

一番驚くのは、こんなゲームが海外ではファンタジーRPGの最高峰と言われている、という点である。
よく言われる自由度も、単にクエストが色々あり、ある程度順番を選べるだけで、
結局メインクエストは一本道、各ギルドクエストもほぼ一本道で、自由度が売り、というほどには感じない。
何より、これが最高峰であるならば、アクションとストーリーはどうでも良いということになる。

海外ではJRPGは人気がない、ということだが、単に見た目やターン制バトルが合わないだけで、
一本道のストーリーはそれほど問題ではないのではないか?
と、Fable2やOblivionをプレイすると、そう感じさせる。
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