俺的糞ゲーその750『夢見館の物語＆真説・夢見館＆月花霧幻譚』

システムサコムが開発したこのADV、糞ゲーである。

夢見館の物語プレイ動画
このゲーム、消えた妹を探すために洋館を訪れた主人公が館内を探索するというフルムービーのADVで、蝶になった
住人と会話しながらカギなどを入手して進んでいくのはまあ良いのだが、謎解きはほとんどなくストーリーも薄く、
グラフィックはザラザラしてやたら汚く、最後のドアを連続で進む仕掛けはわかりにくくエンディングもよくわからず
あっさり終わるなど、何とも内容が薄い中途半端なADVに仕上がっている。

真説・夢見館～扉の奥に誰かが･･･～プレイ動画
また、サターンで出た続編の真説・夢見館は舞台は同じでグラフィックが綺麗になったのだが、キャラが蝶ではなく
謎の顔だけという意味不明っぷりで、今回は謎解きが全くなくひたすらキャラの会話を聞いて回るというつまらなさ
で、ストーリーも館を消滅させようとする犯人を追いつめたら化け物が現れてみんなで倒すという寒い内容だったり
と、色々と糞すぎて全く面白味がない。

月花霧幻譚～TORICO～プレイ動画
更に、外伝のような月花霧幻譚ではようやく普通に人間が表示されるようになったのだが、マップが広くなって
迷いやすく移動が面倒になる始末で、ストーリーは主人公が月の街を探すというものだが家を一軒ずつ聞いて回る
のは完全に作業で、後半はワープだらけで更にわかりにくいなど、あまりにも糞すぎて非常にヤバイ。
いくら夢見館がボリュームが薄かったとは言え、こんなマップを複雑にして水増しされても逆に迷惑というもの
だろう。

結局、どれもつまらないこのシリーズ。
初代の雰囲気はまだ良かっただけに、もう少しサスペンス要素を入れたり、探索やストーリーを楽しめるものにして
欲しかったものである。