俺的糞ゲーその75『タクティクスオウガ 運命の輪』

グラフィックが綺麗になり、システムが若干変更されたこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、とにかく1つのマップを攻略するのに時間が掛かる。
スーパーファミコン版に比べれば思考時間などが早くなったものの、
プレイヤーのレベルが上がると敵も強くなるため、ダメージはあまり与えられずに戦闘が長引く。
おまけに、敵がすぐにHPを回復してきたり、アンデッド系は3ターンで復活したり、
3ターン以内に仲間を復活させないと消滅したり、戦闘の最初はMPが少なかったり、
マップの広さに比べて一度に移動できる歩数が少なかったりと、とにかく無駄にターンを消費する。
また、弓は壁に阻まれて当たらなかったり、魔法の軌道上に別のキャラがいて当たってしまったりと、
余計なリアルさが煩わしい。

策謀や裏切りが飛び交うドラマチックなストーリーは良く、EXPが分配されるようになり、
弱いユニットを育て易くなったり、ターンを巻き戻せたり、スキルを覚えるなど、育成要素の幅が広がったのは良いが、
この変わってないゲームバランスは流石に何とかすべきだっただろう。
一応、最後までプレイはしたが、空中庭園の長さやこのあまりのテンポの悪さは、終始イライラがつきまとう
ひどすぎる糞ゲーであると言える。

これを開発した松野泰己は、他にも伝説のオウガバトルやベイグラントストーリー、
FFタクティクスなどを出しているが、どれもゲームデザインやゲームバランスがやばい。
ストーリーだけはまあまあなだけに、今後はせめてシナリオだけ担当して欲しいものである。

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