俺的糞ゲーその74『ラジアントヒストリア&パーフェクトクロノロジー』

あの糞ゲー、ラジアータストーリーズのスタッフが作ったというこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、とにかくストーリー進行が面倒である。
ストーリーの途中で選択肢が出現し、選択肢によってストーリーが分岐するのだが、
しばらく進んでいると突然、進めなくなる。
どうやら、片方のストーリーだけ進めていては駄目で、もう片方のストーリーで技を習得したり
しないと進めない仕様らしい。
更に、選択肢の中には分岐だけでなく、バッドエンドになるものも多い。
間違った選択肢を選んでしまったら、再び同じシーンを繰り返さなければならない。
スキップができるとはいえ、まるで街や428のようなこのシステム。非常に煩わしい。

戦闘も、3人パーティーと、2DのRPGにしては少なく、
敵のHPが0になっても同じターン内だと追撃してしまう、といううざい仕様のせいで、
非常にテンポが悪い。オートバトルを選択するとこれは回避できるようだが、
手動でも自動的にターゲットを切り替えてくれるのが普通である。
おまけに敵が強く、複数の敵が連携して一人の仲間を集中して攻撃してくるため、
雑魚戦でもピンチになることが多い。
世界観やキャラも非常に地味で、一番印象に残ったのは、歩くたびに鳴り響く歩行音のみ
というつまらなさ。1章のマキ集めまでやったが、早くもやる気を喪失させる出来である。

ゲームハードの末期には洗練されたゲームが出る、とよく言われるが、
最近出たソラトロボ、黄金の太陽、ラジアントヒストリアを見ても、洗練された印象はない。
むしろ、前作で失敗したスタッフがまた同じような失敗ゲーを作ってしまった、と感じるのみである。
PS3や360では、グラやムービーにばかり力を入れたような駄作が多いが、
グラに力を入れていないDSですら駄作が多いのを見ると、
ムービーに力を入れたから内容がおざなりになってしまった、という言い訳は
もはや通用しないと言えるだろう。

※追記
ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジーPV
その後、3DSではリメイク版のパーフェクトクロノロジーが出たが、戦う前に敵を斬りつけるだけで雑魚を倒せる
謎の簡単モードが加わったのはまあ良いものの、やはり3人パーティーやHP0でも攻撃し続ける糞システムや2度手間な
糞ストーリーは変わらず、歩行音は若干小さくなったが邪魔くさく会話イベントがやたら多くテンポが悪いなど、
やはりつまらない今作。
なぜこんな糞RPGをリメイクしたのか知らないが、いい加減に普通に楽しめるRPGを出して欲しいものである。
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