俺的糞ゲーその65『シェンムー1&2』

シェンムープレイ動画
シェンムー2プレイ動画
開発費70億を投じられて作られた大作、シェンムー。
全16章構成で、1作目では1章のみ、2では6章までを収録しているが、結局は未完に終わった糞ゲーである。

まずこのゲーム、アクションがしょぼい。バーチャファイターの鈴木裕が関わっている割には、
打撃の爽快感がない。バトルも特定の場所でしか発生しないため、非常に窮屈である。
ゲーム展開も、通行人にひたすら情報を聞き、目的地を目指すのみ。
ストーリー自体はその辺の香港映画風でそこそこ楽しめるが、1作目では横須賀の町をだらだらと
過ごす割には2作目ではストーリーが急激にサクサク進むなど、明らかにバランスが悪い。
他に楽しみと言えば、ガチャガチャをやってゲーセンでダーツやハングオンをやることぐらいで、
1章の後半ではつまらないフォークリフトレースをやらされるなど、何のゲームなのかわからなくなってくる。
一応1も2もクリアしたものの、印象に残ったのはひたすらガチャガチャをしたことぐらいである。

金を掛けただけに町の細部はリアルで、通行人などの人物が全てフルボイスで一人一人が決められた行動を
行っているが、はっきり言って無駄なことに力を入れている。
通行人などボイスは必要なく、ランダムで適当に歩いていれば済む話である。
そもそも本当に全16章を発売する計画だったのか?このペースで行くなら4作ほど出さなければ
完結しないわけで、売れるかもわからない物にこれだけの金を掛けるなど、常軌を逸している。
鈴木裕自身はシェンムー3やシェンムーオンラインを作る気満々のようだが、現状は実現せず、
現実との温度差が見ていて痛々しい。

その後、ゲームシステムは龍が如くに活かされてヒットし、QTEシステムも色々なゲームに使われた今作。
最近になってようやく続編がモバゲーで出るようだが、せめて家庭用のダウンロード専用などで
残りの章を上手くまとめて、シェンムー3完結編としてきちんと発売して欲しいものである。
※その後、キックスターターにより8億近くの資金が集まり3の制作が開始
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