俺的糞ゲーその56『METROID Other M』

ファミコンのメトロイドがリアルになって帰ってきた！
かのような触れ込みで登場したこのゲーム、糞ゲーである。

まずこのゲーム、やたらムービーが長い。
内容も、しょぼいSF映画風なのでスキップしたくなるが、それもできない。
まさか任天堂がこんなムービーゲーを出すとは驚きである。
また、メトロイドプライムと違って横スクロールのアクションゲームに戻ったかと思えば、
奥や手前に進むポイントも多く、戦闘では360度の立ち回りを要求させられる。
しかも、コントローラはリモコンのみ。360度移動を十字キーでやらせるとは馬鹿の極みである。
更に、ミサイル攻撃はリモコンを画面に向けて撃つ１人称視点と、非常にやりにくい。
リモコン横持ちで敵をかわしながらリモコンを画面に向けてミサイルを放つ。
リモコン横持ちで移動しながら、リモコンを画面に向けて仕掛けを起動させる。
どう考えてもやりにくい糞仕様である。
他にも、通路が無駄に長かったり、探索要素がなく一本道だったりと、
今までのメトロイドとかけ離れている。

本作はあのNinja Gaidenのスタッフが作ったということだが、
そもそもNinja Gaidenは刀などの近接武器で戦うゲームであり、メトロイドはビームで戦う
遠距離武器ゲーム。これではNinja Gaidenのノウハウを活かすことはできない。
任天堂の開発部は次のニンテンドー3DSのゲームの開発で忙しく、メトロイドを作る暇はなかったのだろうが、
スターフォックスをナムコに作らせて失敗したのをまた繰り返すとは、本当に学習能力のない会社である。