俺的糞ゲーその54『ゴーストトリック』

あの逆転裁判の巧舟がプロデュースしたということで期待したこのゲームだが、残念ながら糞ゲーである。

このゲーム、とにかくゲームを進めるのが面倒で辛い。
悪い結果を変えるために時間をさかのぼって良い結果へと導くのだが、
実際に行うことは物体から物体へひたすら移動したり物体を動かす、という地味な作業である。
しかも、結末を変えるためにしなければならないフラグ立てが非常にシビア。
キャラが物体を横切る一瞬にキャラの持っている物体に飛び移ったりしなければならない。
しかも、１度失敗するとまた最初からやらなければならないこともあり、
失敗するたびに同じ展開を何度も見させられる。
キャラの動きのアニメーションが細かいのはいいが、ストーリーは特に面白くなく、
キャラもふざけたキャラばかりで緊迫感がない。

物体が物体に影響するインクレディブルマシーンのようなシステムは良いが、
物体から物体へわざわざ移動する面倒なシステムは蛇足である。
これなら、タッチペンで触れた物をダイレクトに動かせるようにした方が良かっただろう。
逆転裁判のサイコロックシステムもそうだが、時間の掛かる面倒なシステムで
プレイ時間を引き延ばすのはいい加減にやめるべきである。