俺的糞ゲーその511『ざくろの味&月面のアヌビス』

イマジニアが出したこのサウンドノベル、糞ゲーである。

ざくろの味
このゲーム、かまいたちの夜と同じようにキャラがシルエットで表示されるノベルADVで、選択肢によってその後の
展開が若干変わっていくのだが、ストーリーは雑誌編集部のメンバーが大地震に襲われて脱出を図るというもので、
途中からゾンビのような敵が登場して襲われるというよくあるホラー映画のような展開になるが恐怖感はいまいちで、
結局黒幕の説明もろくになく呆気なく終わるなど、盛り上がりがなさすぎて何とも面白味がない。

月面のアヌビス
また、同じ日に発売されたアヌビスは完全なSFで、月面にある研究所で調査中に何者かに襲われるというもので、
序盤は誰が犯人か、というサスペンス要素もあるのだが、途中から寄生生物が襲って来るというこれまたよくある
ホラー映画のような展開になり、やはり恐怖感もなく説明もろくになく終わるというつまらなさで、クリア後のおまけ
シナリオは先祖が忍者だったと言うふざけた内容で特に笑える要素もなく終わるなど、こんなしょぼい内容で定価が
1万以上もするのか?と言いたくなるひどい出来になっていると言える。
かまいたちの夜とは差別化したかったのかもしれないが、ゾンビや宇宙生命体などは登場させず、普通のサスペンスに
できなかったのか? そもそもこの程度のボリュームなら2本で1本にすべきではないのか?

他にも、夜光虫や魔女たちの眠り、晦-つきこもりなど色々なサウンドノベルが出たが、どれもいまいちな内容でつま
らないサウンドノベルゲーム。
キャラの見た目がよくわからないシルエットは必要なく、選択肢はすぐにやり直せるようにチャートが欲しいところ
だが、効果音や視覚的効果を出せるサウンドノベルは小説とは違った面白さがあるだけに、もう少し面白いものが
色々と出て来て欲しいものである。
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