俺的糞ゲーその46『バテン・カイトス1&2』

ゼノシリーズのモノリスソフトとショパンのトライクレッシェンドが共同開発したこのゲームだが、糞ゲーである。

とにかくこのゲーム、戦闘のテンポが悪い。ターン制なのはいいのだが、たたかうなどのコマンドがなく、
カードを選んで戦うため、忙しく面倒で疲れてくる。戦闘中はほとんどカードを見続けることになるだろう。
若干良くなったと言われる2でもやはりテンポは悪い。
数字の小さいカードから順に出していくと攻撃が連続して出せるが、カードが順に並んでいない場合は
いらないカードを破棄してカードを補充することになる。
普通にたたかうやスキルがあればすむシステムをわざわざ複雑にしてつまらなくしている。
完全に糞仕様の糞ゲーである。

斬新な戦闘システム、と評価する者もいるが、単にターン制コマンドのたたかう、やアイテム、を
カードにしただけであり、全く新しくもなく、素晴らしいということはない。
むしろ、普通なら考えついても余計につまらなくなるからボツにするようなアイデアである。
戦闘の他にも、マップが見づらく、どこが進めるのかがわからなかったり、
街の中にある水や火をカード化してイベントで使用するおつかいがうざかったり、
キャラ絵が変すぎて全く愛着が沸かなかったりと、誉める所が見当たらない。

今作の2は、任天堂販売で、ゲームキューブの末期に発売されている。
開発もモノリスソフトということで、現在のWiiのゼノブレイドの発売状況と酷似している。
マリオやポケモンなどの子供中心の層だけではなく、中高生辺りの層も取り込みたい任天堂だが、
バテン・カイトスの失敗から6年経った今でも成功はしていない。
Wiiのコンセプトを考えると本当にこの層を獲得したいのかがわからなくなってくるが、この層を獲得できない限り、
PSハードを完全に打ち破ることは不可能であると言える。
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