俺的糞ゲーその416『探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド』

灰とダイヤモンド
PSPで出た第14作目となるこの神宮寺、糞ゲーである。

このゲーム、今回も今までと同じくあちこちたらい回しさせられる面倒なシステムは健在で、劇画調の微妙なキャラ
グラフィックや見た目が変わりすぎて別人な助手なども同じなのだが、今回は選択肢を間違えるとバッドエンドに
なるといううざいシステムが加わっており、場所移動はエリアが細かく分かれていてやりにくい上に他の場所へ行く
のにいちいち　中に入る＆他の場所へ行く　を選ばせられるなど、非常に遊びにくい。

また、肝心のストーリーは今回もひどく、序盤は依頼人が持ってきた写真をヒントに遺産を探すという展開でまあまあ
なものの、その後は駐車場の地上げ計画の真相を暴くというどうでもいい糞ストーリーをひたすら追うという内容で、
殺人事件すら発生しないのはつまらなすぎて非常に寒い。
こんな何の盛り上がりもない地味すぎる事件をわざわざゲームにする意味があるのか？
もっと凶悪な犯人や深まる謎や緊張感のある展開をなぜ入れないのか？　意味不明である。

それにしても、やたら続編が出ているがどれもつまらないこのシリーズ。
今作を開発したワークジャムはなくなったためにもう出なそうだが、ハードボイルド系推理は本格とは違った
潜入捜査や犯人との攻防などが面白いだけに、もう少し色々と出て欲しいものである。