俺的糞ゲーその412『スーパー魂斗羅＆魂斗羅スピリッツ＆ハードスピリッツ』

SUPER魂斗羅
魂斗羅シリーズ２作目の今作、糞ゲーである。

このゲーム、前作のつまらない奥スクロールステージはなくなり、見下ろしステージが加わってそこは良くなったの
だが、相変わらず一撃死で難易度は高く、アーケード版はまだコンティニューを繰り返せばゴリ押しで進めるが、
ファミコン版はコンティニューも３回しかできず、とにかく遊びにくい。
一応、今回も裏技で残機を30にしたりステージセレクトができるが、それならなぜ最初から丁度良いバランスにしないのか？
アーケード版に比べてステージが追加されているが、それならバランスも調整すべきだろう。

また、アーケード版の方がエフェクトは派手だが色が薄すぎてFC版の方が発色が良く、FC版ではステージが追加されたが
やたら縦に長かったり落下死しやすかったりといまいちで、ラスボスは格好悪すぎて逆に盛り下がるなど、いまいち
出来が悪い。
オリジナル要素があるのはいいが、もう少し魂斗羅らしい迫力のあるボスにして欲しかったところだろう。

魂斗羅スピリッツ
そして、スーパーファミコンで出た魂斗羅スピリッツではエフェクトやボスの演出などが派手になったが、今まで
以上に難易度が高く、特にバイクステージのボス戦は即死のオンパレードで、見下ろしステージはなぜか特定の
敵を探して全て倒すというシステムになっており、マップを右や左に移動させられるという内容で、渦に触れると
画面が回転して方向がわけがわからなくなるギミックがあるなど、何とも遊びにくく面白味がない。
更に、今回は難易度を選択できるようになったがイージーでも難しいというバランスで、イージーだと最後が途中で
終わるという糞仕様。せっかくのド派手な演出もこれでは台無しである。
一応、移植版のハードスピリッツでは見下ろしステージがなくなり面倒な隠しパスワードを打ち込むと残機99機で
ステージを選ぶこともできるが、それなら最初から簡単なモードを用意すべきであり、そもそもこれだけ敵が多い
バランスなら普通にHP＋残機制にすべきだろう。

その後、ザ・ハードコアではようやくHP制になったが、キャラや世界観まで変わって別物っぽくなり、その後は再び
一撃死に戻るなど、進歩のないこのシリーズ。
最近はメタルスラッグも出なくなったが、銃を撃ちまくって破壊して進むゲーム性は良いだけに、他のメーカーも
派手な横スクロールアクションシューティングを出して欲しいものである。