俺的糞ゲーその374『影牢～刻命館 真章～』

影牢～刻命館 真章～
トラップで敵を倒すこのアクション、糞ゲーである。

このゲーム、矢やガスや大岩などの罠を仕掛けてスイッチを作動させて敵を倒すのは楽しく、１人称視点でやりにく
かった前作よりは３人称視点になって遊びやすくなったのだが、主人公自身は全く攻撃できず、敵を罠へと誘導しつつ
攻撃を避けながら逃げ回らなければならず、罠の作動範囲が１マスのものはやたら当てにくくてやりにくく、敵のHPも
多く数も多いため、それを何度も繰り返すことになり、非常に飽きやすい。

また、罠は仕掛けた直後は使えず、１度作動した罠も再び作動させるのにしばらく待たなければならないため、その
間は逃げ回って時間を稼がなければならず、１度に３つの罠しか仕掛けられないためにちょくちょくメニューに入って
仕掛けを切り替えたりと、いまいちテンポが悪い。
更に、敵は飛び道具を使ってきたり特定の罠が効かなかったりとどんどん強くなるが、主人公自身はずっと弱く、
バイオのようなリモコン操作で動きも遅いためにやたら回避が難しく、難易度も高いという始末。

そもそも、こういう仕掛けは自分は安全な部屋にいた上でモニターで監視しながら侵入者を撃退すべきではないのか？
もしくは、このままアクションにするならば、せめて素早く回避ができたり、主人公の防御力などを強化できるように
したり、最低限の攻撃や敵を突き飛ばすぐらいはできるようにすべきだろう。

その後、蒼魔灯やPS2で影牢２が出たが、やはり基本システムは変わらず、遊びにくいこのシリーズ。
コンセプトは非常に良いだけに、VITAで出る次回作ではシステムを一新して面白いものにして欲しいものである。