俺的糞ゲーその320『パックマンワールド 20thアニバーサリー』

パックマンワールド
あのパックマンが3Dになったこのゲーム、糞ゲーである。

このゲーム、ジャンプやヒップアタックやダッシュなどで進む横スクロールアクションなのだが、単に進むだけでは
駄目で、ステージ内にあるフルーツなどを取って扉を開けたり、スイッチを押して進むといった面倒な仕掛けが多く、
フルーツがわかりにくい場所にあったり、どこに進めばいいのかわかりづらいポイントが多かったりと、何とも
テンポの悪いつまらないゲームと化している。

しかも、アクションはスピード感も爽快感もなく、ヒップアタックは地面にぶつかると跳ね返るというやりにくさで、
一つのステージがやたら長く、チェックポイントも少ないというひどさ。
この時期の3Dアクションと言えばクラッシュ・バンディクーが人気だったが、その後でどうしてこんなゲームが
出来てしまうのか? ナムコスタッフは他社のゲームを研究すらしないのか? 意味不明である。
他にも、メイズモードという初代パックマンを3Dにしたようなモードもあるが、特に新しいギミックはなく、
マップ全体が見れなくなった分やりにくくなっただけというろくな要素がない今作。見事にパックマン生誕20周年を
記念した糞ゲーに仕上がっていると言える。

その後、PS2でパックマンワールド2がひっそりと出たが、完全に3Dのアクションになった以外はあまり変わらず、
やはりステージもアクションもつまらないこのシリーズ。
パックマンと塊魂を組み合わせたようなWiiのたべモンはそこそこ面白さもあっただけに、あのシステムを活かしたような
新しいパックマンを出して欲しいものである。
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