俺的糞ゲーその315『MOTHER3』

マザー3
64で出る予定だったが中止になり、アドバンスで復活したこのRPG、糞ゲーである。

このゲーム、マザー2と同じく素朴なドット絵やテンポの良いターン制の戦闘は良く、糸井重里による独特の
言い回しのテキストもなかなか面白いのだが、街は最初と最後ぐらいしかなく、アメリカンな雰囲気もなく、
強制的に進んでいく展開は冒険感も自由度もなく、仲間は何を考えているのかわからない女とおっさんと犬という
魅力のない構成で、ストーリーはドラゴンを復活させるために7本の針を抜くというマザーっぽくない内容な上に
無駄に終末的な設定があったり、オネエ系のキャラがやたら出て気持ち悪かったり、サル編の存在意義が感じられ
なかったり、エンディングが文章だけで意味不明だったりと、とにかく色々な面でひどい。

また、今回も相変わらずHPの数値が回転するシステムはわかりにくく、エンカウントは後列のキャラに当たっても
発生するといううざさで、アイテムは頻繁に手に入るがあまり持てないのも変わらず、難易度は前作より難しくなって
遊びにくくなっており、移動速度は遅くダッシュはボタンを押してから放すというやりにくい操作だったり、
サウンドバトルといういまいちわかりにくいシステムが導入されたり、間が多くてテンポの悪いイベントが
多かったりラスボス戦がやたら長かったりと、駄目要素が多すぎて何とも面白みがない。
発売中止してから後に復活、という流れはまるで天外魔境3のようだが、はっきり言ってこんな内容ならむしろ
出さなかった方がましだったと言える。

その後、マザー3が叩かれたせいか続編はもう作らないと言い張っていたが、最近はマザー1リメイク?を
ほのめかし始めた糸井。マザー4は絶対に出ないらしいが、とりあえず雰囲気は壊さず、バランスやシステムは
今風に遊びやすくリメイクして、出して欲しいものである。
※その後、マザー1の単なる移植がバーチャルコンソールに登場
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