俺的糞ゲーその309『NINJA GAIDEN Σ』

NINJA GAIDEN Σ
NINJA GAIDENシリーズ一作目の今作、糞ゲーである。

このゲーム、スピーディーで多彩な武器を使ったアクションは爽快で面白く、ジャンプで壁を連続で上ったり
掛け抜けたりと、忍者らしいアクションが楽しめるのは良いのだが、やたら難易度が高い。
普通、雑魚敵と言えば主人公にやられるために用意されたようなキャラだが、今作では動きが超機敏で攻撃力も
高く、序盤から本気で殺しにくるという始末。完全にゲームバランスを間違えている。

また、ステージは普通に進むだけでなく、キーアイテムを取って進むような要素があり、これのせいで同じ場所を
うろうろさせられたり、次に進む場所がわかりにくかったりと遊びにくい作りで、カメラが見にくかったり、
落ちてやり直しをさせられたり、リトライ時のロードが長かったりと、イライラ度も高い。
一応、VITA版ではピンチになると無敵になるヒーローモードが追加され、ようやく遊べる出来にはなったが、
難易度自体は変わらず、戦うたびにピンチになって無敵で進むのは何とも気持ちが悪く、なぜ普通に難易度を下げた
イージーモードを入れなかったのか？と問い詰めたくなる意味不明な出来になっていると言える。

とは言え、アクション部分だけは出来が良い今作。モンスターハンターのような狩りゲーも、今作のようなスピーディーで
多彩な攻撃が可能なアクションになれば面白くなることだろう。
今後発売予定のコーエーの討鬼伝は体験版をやる限りもっさりの糞ゲーだったが、比較的動きがスピーディーな
ゴッドイーター２は面白いゲームに仕上げて欲しいものである。