俺的糞ゲーその303『テイルズオブデスティニー１＆２』

テイルズオブデスティニー
テイルズシリーズ２作目の今作、糞ゲーである。

このゲーム、剣に選ばれた人間が戦うという基本ストーリーはファンタジーらしくて良いのだが、古代兵器を悪用する
人間をひたすら追う、という展開はいまいち盛り上がりがなく、言われた通りにアイテムを集めたり、一度行った場所に
何度も行かされるなど、とにかくやらされている感が強く面白くない。

また、戦闘は動きがもっさりで単調な上に敵も固くて爽快感がなく、魔法を使うと時間が止まるというテンポの
悪さで、エンカウントが高い上にダンジョンではバルブで水位を操作したりカードキーを入手して扉を開けたり
レバーを動かして道を作るなど、とにかく面倒でつまらない仕掛けのオンパレード。
スタンやリオンなどの個性的なキャラやソーディアンという特徴的な設定はまあ良いが、終盤の同じような連続空中
ダンジョンは特にイライラ感の高いテイルズ至上最悪の糞展開であると言えるだろう。

テイルズオブデスティニー２
その後、続編の２では１の息子が登場し、戦闘はスピーディーになったものの効果音が軽く爽快感がなく、グレード
やエンチャントなど余計なシステムがゴテゴテと付いたり、フィールド画面が見にくくなったり相変わらず移動や
脱出の呪文もなくダンジョンの仕掛けも面倒で、人々の幸福を求める女が世界を滅ぼす意味不明なストーリーなど、
進歩どころか更につまらなくなり、PS2でリメイクされた１はTPがなくなって動きも早くなったのは良いが、やはり
アクションは単調で敵は固くやたら長いダンジョンや面倒な仕掛けや高いエンカウントも変わらず、フィールドが
しょぼいポリゴンになっておまけのドルアーガダンジョンもなくなるなど、進歩のない今作。

それでも最近はようやく戦闘もまあまあ良くなり、エンカウントも改善されて遊びやすくなって来ているだけに、
ダンジョンを大幅にカットするなりしてもう一度遊びやすくリメイクしてみるのも良いかもしれない。